ロゴを動かして、モーションロゴを作る

モーションロゴ制作

ロゴを動かして、モーションロゴを作る

モーションロゴを作ろう!

世の中では一般的になったモーションロゴ、動画コンテンツが普及した今の時代。スマホで動画を見るのが日常になりつつある現代では、SNSを開くと企業の動画広告が出てくるのは当たり前になりましたよね。

そこで、我々もロゴを動かしたい!スタッフでそんな話をしていたので実際に作ってしまいました。今回モーションロゴを作ったのは動画制作を担当するスタッフ!そしてブログもついでにお願いしちゃいました。

ビックリしているのは画像のワイ信ロボだけではありません。ブログをご覧の皆さんは、はじめまして!動画制作を担当している僕です。今回みんなからオーダーされたのは、ワイ信ロボがコロコロ転がって、シュー!と文字が浮かび上がるロゴがいい。というザックリとしたオーダーです。ザックリとしていますが、実際のクライアント様も明確にここがこうで、こうなって欲しい。というオーダーを明確に持ってらっしゃる方は少ないですよね?

それなので、今回は身内ですが、クライアント様だと思って制作にとりかかりました。

そもそも、モーションロゴってなに?という方へ、簡単に説明すると、動くロゴです。はい!そのままですね。ロゴアニメーションと表現した方が伝わりやすいでしょうか?だいぶ安価にはなりましたが、プロに頼むと数秒のアニメーションで10万円なんてこともあります。なぜそんなに高いのか?それだけ多くの要素を持っているということですね。

ちなみに僕はプロのアニメーターではないので、動画を作る要素を応用して今回のオーダーを実現します。そこで、まずは簡単に下準備をします。

ワイ信ロボの表情を作ろう

ワイ信ロボを転がそうと思った時に、簡単なストーリーを描きます。何故ワイ信ロボは転がったのか?大げさに言っていますが、単純な事です。ただ右から左に転がるアニメーションがつまらなかったのです。そこで、僕は今回ワイ信ロボをリンゴにみたてて、木から落ちてきたストーリーを設定します。

何故リンゴなのか?今回の主人公が赤いロボだったので、リンゴっぽくしたらかわいいかな?という安直な発想ですね。

さて、木から落ちてきたワイ信ロボが無表情に転がるだけでもアニメーションは成立するのですが、木から落ちたらビックリしますよね?ビックリした表情があった方が自然だとおもい、目のパーツと口のパーツを書き換えます。ついでに転がってる時は目をぐるぐるさせた方がかわいいな。と思いぐるぐるの絵も用意しました。Illustratorでちょっといじれば用意できちゃう簡単な作業です。

では、用意した画像を転がしていきましょう。あ、その前に落としていきましょう!

アニメーションを作ろう

ワイ信ロボが落ちてくる様子を作っているところですね。アニメーションの要素とは何だろうか?と考えた時、絵に時間的要素を持たせること。というように考えると入りやすいかな?と思います。今回はAfter Effectというソフトを使って編集していきます。使い慣れているので、他のソフトの方が使いやすいとか適しているとか、そういうツッコミは勘弁してください。この画像はロボがアニメーションの始まりに画面の外から無表情に落ちてくるところですね。先ほど用意した画像を直線的に移動する指示を与えています。もう立派なアニメ―ションです!ドヤッ!

しかし!ただ落ちてくるだけではつまらないと言ったのは僕なので、ここでちょっとビックリさせてみます。

画像使い回しでごめんなさい。

あ!僕落ちてるな!って伝わりますよね?ね?笑

ただただ落ちるだけより表情がついた方が面白いですし、自然になります。落下のアニメーションはそれなりに仕上がってきたのですが、さて、どうやって転がそう?ただまっすぐ落ちてきた物はその場に着地してしまいますよね?転がるためにはどうしようかな?と思った時に、少し落ちるワイ信ロボに回転要素を加えてみました。ちなみに絵を動かしたり、回転させたりするのはソフトが自動で計算してくれます。僕はやりたいことの項目の数字をちょっと変えるだけです。非常に便利!落とした後はいきなり転がっても不自然なので、1回バウンドさせてみます。

こんな感じ!

ワイ信ロボの周りにある点や線がロボの動きの軌道を描いた線です。簡単なアニメーションを作っているのですが、この1シーンだけでも、画像の変化、回転、移動といくつかの要素からできています。覚えてしまえば簡単なんですけれどもね。やっとワイ信ロボが狙ったところに落ちてきたので、今度は転がしてみようと思います。転がすのも落とすときと同じで回転の要素と移動の要素で作っていきます。着地したところで画像を変えて、横移動の指示に回転の要素を加えていきます。これでロボのアニメーションは完成です。

BGM問題

動画を作っていくうえで、結構あたまを悩ませるのがBGMや効果音です。今回の制作にはフリーの音楽素材を多数扱っている、フリーBGM DOVA-SYNDROMEさんから素材を使わせてもらっています。普段の動画制作でもBGMの重要性はかなりのボリュームを占めていて、僕が普段ご依頼いただく案件はイベントのダイジェスト映像が多いので、BGMひとつで雰囲気がガラッと変わってしまうので、フリーの音楽素材はクリエイターにとって宝と言っても過言ではありません。動画と言えばYouTuber(ユーチューバー)なんて言葉も今では当たり前のようにみんなつかっていますよね。この YouTuberのみなさんの活動にもこういったフリーの音源は大きく貢献しているのです。ある YouTuberがテロップとBGMを駆使したらだいたいのことは面白くなると言っていました。まぁ、それも含めてセンスなんですよね。

話は大きくそれましたが、 After Effectというソフトは画像や映像だけでなく、音の要素も編集できるので、今回のアニメーションにも少し音の要素を付け加えてみました。

ワイ信ロボのモーションロゴ

今回はお試し企画なので簡単な要素だけでサクッと作ってみました。重くなるのでアニメーションだけ公開しておきます。今後は我々の動画コンテンツなどで音付きの画像を見ることもあるかもしれません。その時までお楽しみに!

動画(アニメーション)って楽しいでしょ?

SNSが発達してきた現代では、YouTubeなどの出現で動画の存在もより身近になり、TikTokなど若い世代に人気のアプリも続々と登場して、スマホのカメラやアプリで簡単に動画が作れる時代になりました。より身近になったからこそ、あって当たり前の時代になってきたのです。

今まではかっこいいロゴがあれば注目を集めていたかもしれませんが、今の時代ではロゴも動く時代なのです。

さらに、最近ではモーションキャプチャという技術を使って、バーチャル空間のキャラクターを動かす「Vtuber(バーチャルユーチューバー の略)」も人気が出てきていますよね?アニメ大国日本の次なる一手はもしかしたら、このVtuberかもしれませんよ?というのも決して大げさな話ではなく、キズナアイという人気Vtuberは訪日促進アンバサダーに就任しているそうで、大手企業も独自のキャラクターを持っている企業もあるほどです。元々人気のあったニコニコ動画の歌い手さんや、YouTuberさんもVtuberとして再ブレイクしていたりします。

バーチャルって作り込まれた感じがしますよね?しかし、今の時代の技術は優れていて、瞬時に実際の人の表情や動きをキャラクターに投影することができるので、生配信などを行うVtuberが人気を集めています。バーチャルだからこそできる技術というのは、生身の私たちにできることをはるかに超えていて、生配信のコメントを、私たちが手紙を手に取るように、繰り寄せて読んでみたり、視聴者が配信者へアイテムを贈る機能を活用して、そのアイテムを手に取ったりもするのです。新たなVR技術を駆使してバーチャル空間でライブを行っているVtuberもいます。今まで私たちは好きなアーティストのライブを会場まで足を運んで楽しんでいましたが、今の時代はライブですら自宅で参加できてしますのです。

最近ではスマホひとつあればVtuberになれてしまうアプリも存在するので、気になった方は調べてみてはどうですか?

モーションロゴを通して、アニメーションや最新の映像技術の話題に触れさせていただきました。